足袋之介ニャ!Vol.7 ~恐怖!巨大鰹との遭遇
2008年 04月 18日
我輩は確かに鰹が好きニャ。大好きニャ。
おかかえ運転手ときけば、おかか運転手を思い浮かべるぐらい鰹が好きニャ。
鰹節の運転手の運転するロールスロイスに乗ってマタタビ葉巻をたしなみながら、鰹の刺身を食べ、時々後部座席からおかか運転手にかじりついてみたいという夢を膨らませるほど鰹が好きニャ。
人間が「チーズ!」と言われてよいお顔をするように、「鰹節!」と言われて思わずカメラ目線になるほど好きニャ。
好きニャけど。
確かに大好きニャけど。
でも自分より大きな鰹はやっぱり怖いですニャ。
昨日アネがこの上なく上等でこの上なく大きな6kgもある鰹を一尾貰い受けて帰ってきたのですニャ。
アネが大きなトロ箱を持ってきたときは興味津々匂いを嗅ぎまわっておりましたが。
いざ箱を開けたら恐怖に身がすくんで。
あんなでかい目玉の魚、怖いに決まってるニャ。食うどころかこっちが食われそうニャ。
アネときたら、「タビより大きな鰹と記念撮影しなきゃ」と主張して、お勝手口の外の物置コンテナの上に鰹と我輩を並べたがったのですけれど、とんでもござんせん!
だいたいいくら鰹が好きだといっても、野蛮猫ではないのだからちゃんとお造りなり鰹節なり処理してくれてないと!
人間だっていくら牛肉が好きだからといっても、死んだ牛一頭持ってこられて「大好物でしょう? 記念撮影しよう!」と言われたらどう感じるか。平静でいられるだろうか、いや、いられまい!
まったくアネは猫の繊細な心をわかってない女で困る…。
こちらの鰹、その後、魚屋さんへ持って行って裁いてお刺身となって戻っていらっしゃったので、そちらとは大変仲良く非常に懇意にさせていただきました♪
食べても食べてもなくならないお刺身、夢のようですニャ。
最初からお刺身だったらよいのに。
2008年4月18日 金曜日 藪内足袋之介 拝
by tavie
| 2008-04-18 02:29
| 足袋猫日記